「幼稚園に行きたくない!」
子供が幼稚園・保育園を登園拒否したらどうしますか?
「そこまで嫌なら休ませてもいいのかな?」
「いつまでこんなことが続くのだろう」
そう毎日悩む日々でした。
この記事では、我が家の息子の登園拒否の様子やそれからどうなったかについて書いていきます。
子供は一人ひとり違うので、うちの子がこうだったから他の子も同じとは思いませんが、同じような境遇にいる親御さんの参考に少しでもなれば嬉しいです。
目次
入園から続く登園拒否

息子は幼稚園に入園した4月からほぼ1年間ずっと「幼稚園行きたくない」と毎朝言っていました。
幼稚園までは自転車で送り迎えをしていたのですが、大泣きのまま家から抱えて出るも、自転車に乗せるのに一苦労。
なんとか乗せて向かうも、教室の前でまたひと暴れ。
そんな日が毎日。
正直、私も何度も泣きました。
「なぜ行きたくないのか?」理由を答えない
幼稚園に行きたくないと言う息子に、当然ながら「なんで幼稚園に行きたくないの?」と何度も聞きました。
息子はたいてい「行きたくない」という答えにならない答えをするだけ。
もしここできちんと子供の口から理由が聞けたのなら、「原因」を解消することもできたかもしれませんね。
でもそううまくいかないのが子供。
ネットや育児本に書かれていることは大抵やった

困り果てていた私はなんとか息子に楽しく幼稚園に通って欲しいと思い、ネットや育児本を色々と読みました。
- 子供の気持ちを受け止める
- ポジティブな声かけ
- 先生に相談
- 「帰ってきたら○○しようね」と楽しいことを準備
- 園にいない時は思いっきり甘えさせる
- 笑顔で見送る
よく書かれていることはこんな感じ。
私自身やれることは大抵やってみましたが、どれも効果なし。
それどころか朝行きたくないと泣いて暴れている時には、何を言っても声が届いていないようでした。
何をしてもダメで、
「周りの子はみんな泣かずに幼稚園行っているのに、なんでうちの子だけ?」
そんな風に思うことも多々ありました。
発達障害を疑ったことも何度もあり、発達障害について調べたり、友人に相談したこともあります。
思いきって幼稚園を休んでみた
息子を担任してくれていた先生は、「大変でも頑張って連れてきてください」と言っていて、半年くらいは遅刻してもなんとか連れて行っていました。
年少さんや入園したての場合は特に、園になかなか馴染めないことが原因で嫌がっている可能性もあるので、休ませることが逆効果になるかもしれないと思ったので私も頑張っていました。
でも、2学期が過ぎてもうさすがに園には慣れたよねって頃から少しずつ休ませる日も出てきました。
単純に私が疲れたというのもあるし、半年以上無理矢理でも行かせ続けて変化がなかったので、もういいかなと思ったところがあります。
一応朝は幼稚園に行くつもりでお弁当を作って支度をして、登園拒否が酷ければ休ませる。それが1日だけの時もあれば数日続くこともありました。
正直幼稚園を休ませることに不安はありましたよ。
このあたりから私の頭の中では幼稚園の転園やホームスクール、自宅学習とか、そんな言葉が色々と駆け巡っていました。
幼稚園を休んで起きた変化

でもね、一度一週間近く幼稚園を休んだのですが、それ以来「行きたくない」とは言いつつも幼稚園に毎日登園できるようになったんです。
なぜか?
考えられたのは、
- 一週間休んだことで友達みんなが心配してくれた
- 先生にも危機感が生まれた
- 気持ちが切り替わった
子供のことだから、はっきりとした理由はわかりません。
でも、久しぶりに園に行くと友達みんなが駆け寄ってきて息子に色々と話しかけてくれて、息子は恥ずかしがり屋だからそれを嫌がるような素振りを見せていましたが、内心嬉しかったのかもしれないと思います。
あと、一週間休んだことで先生が息子のことを今まで以上に気にかけてくれるようになりました。
友達と遊ぶ時も先生が一緒に混ざるようにして様子を見てくれていたようです。
また、園には本来おもちゃを持って行っては行けないのですが、それも特別に許可してくれて、大好きなおもちゃを持って登園することができました。
「息子だけ特別扱いで周りはどう思うか・・」
そんな風にも思いましたが、親御さんどころか子供達も誰ひとり文句を言ってこなかったそうです。
あとは単純に家にいるのがつまらなかったとか、友達に会いたくなったとか、一週間という時間の中で気持ちが切り替わったのかもしれませんね。
幼稚園を休ませる理由。先生には何て言う?
風邪でも用事があるわけでもなく、子供が行きたくないという理由で幼稚園を休ませる時に、先生に何て言うか悩む親御さんも多いですよね。
私の場合は、
最初の頃は1日程度の休みだったので、「家の都合でお休みします」と言っていました。
でも何回か休みが続くと同じ理由も使えなくなり、素直に「行きたくないと言っていて泣いて暴れるので連れて行けません」と伝えました。
結論から言うと、先生に素直に休む理由を話してよかったです。
先ほども書きましたが、登園拒否していることがしっかりと先生に伝わることで、先生の園での対応が変わったからです。
それまでも子供達によく目を配ってくれている良い先生でしたが、それ以上に色々と考えてくれました。
ただその代わり、園全ての先生に状況が伝わってしまいなんとなく気まずい気持ちになりましたが・・笑
まぁそれでもよかったと思います。
幼稚園を休ませるかどうかは・・

「幼稚園行きたくない」と子供が言った時にどうするか。
よく、
「休み癖がつくから何がなんでも行かせる」
「休ませるなんて甘えだ」
という意見も聞きます。
確かに一理あるし、言っている意味もよくわかります。
でも、子供にとって何が最適か、それはそれぞれ異なります。
もちろん、親にとっても。
休ませたからと言って甘い親だなんてことはないと思います。
その判断が正しかったかどうかは後々にならないとわからないことだし、我が家のように休むことが結果的にプラスに働くこともあります。