子供に数を教えるために、お風呂から出る前に1から10まで数えて出るようにしている方も多いですよね。
私もいつからかやっていたのですが、息子はいつの間にか覚えていたようで、「数えるよー。」と声かけをすると、「いーち」「はーち」と言うようになりました。
「いち」と「はち」しかまだ言えませんが、指は1と6ができます。
そこはなぜか6なのです。
ただ、お風呂で数を数え始めた時から、どうすべきなのか悩んでいるのが、4と7です。
「し」と教えるべきか「よん」と教えるべきか。
「しち」と教えるべきか「なな」と教えるべきか。
大人が普段1から数字を数えていく場合、「いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう」ですよね。
でも、小さな子に「し」と「しち」を使う機会って数を数える時以外はあまりなさそうな気がしませんか?
「よんこ」「よんさい」「ななつ」「ななひき」・・
単位がつくものはたいてい「よん」と「なな」なんですよね。
そう思うと、1から10の数え方も「よん」と「なな」の方がいいのかなと思ってしまうんです。
しかも、同じ1~10なのに、10からのカウントダウンだと、絶対に「よん」と「なな」なんですよね!
「じゅう、きゅう、はち、しち、ろく、ご、し、さん、に、いち」とは言わないですよね??
とっても言いづらい・・
数の数え方、どうやって教える?

ちなみに我が家は私は「よん」と「なな」でいまのところ言っていますが、主人は「し」と「しち」です。
おそらく主人はなにも考えずに普通に数えているだけだと思うのですが、統一すべきかなと思います。
そして、私と同じようにどう数えて教えたらいいか悩んでいる親御さんはいるようですね!
これはなんとなくですが、「よん」と「なな」から教えている方が多いようには思います。
読み方が違うのはなんで?
そもそもこの読み方の違いは、音読みか訓読みかなんです。
音読み(呉音): イチ、ニ、サン、シ、ゴ、ロク、シチ、ハチ、キュウ、ジュウ
訓読み(和語): ひと、ふた、み、よ/よん、いつ、む、なな、や、ここの、とお
ということは、いち、に、さん、よん・・・という読み方は音と訓の混合状態で本来はちょっとおかしい数え方なんですね。
それなのに、4と7だけは音読みの中に訓読みを混ぜて読むことが多いのにはちゃんとした理由があるみたいです。
ではなぜ、4と7だけ訓読みされることが多いのかというと、
①「いち」と「しち」と「はち」、「し」と「しち」が聞き間違いやすいため
②言い易さから
③「し」は死を連想する忌み言葉
などの理由からだそうです。
たしかに、「いち」と「しち」は聞き間違いが頻発しそうですよね。
実際に、「しち」まで数えると「いち」と勘違いし、「に」に戻ってしまう子もいるようです!!
それはそれで可愛いですがね。
どっちで教えるのが正しいのか
じゃあ結局子供にはどっちで教えるのが正しいの!?
ということですが・・
どちらも間違いではないのでどちらで教えてもいいのですが、やっぱり子供にとってどちらの方が覚えやすいかということですよね!
現代は訓読みからの借用の「よん」と「なな」の読み方をすることの方が圧倒的に多くなっているようです。
ということは、やっぱり「よん」「なな」から教えていくほうが良さそうですね。
はじめ、「よん」「なな」で教えておいても、「し」「しち」の使い分けも自然とできるようになるようです。
子どもの吸収力はすごいってことですね!!
子供が1~10の数字を言えるようになるのは、だいたい2~3歳くらいだそうです。
ちゃんと数字の意味を認識するのはさらにその先なので、最初は言葉の暗記のようなものです。
なので、教え始めはどちらか片方の読み方で親が固定して教えてあげることで、子供にとっては覚えやすく混乱もないかもしれませんね。
まとめ
まずは、「よん」と「なな」から。
そのうち「し」と「しち」は自然と・・
という流れが良さそうですね!
日本語って、本当に難しいですよね。
親の私が改めて色々と勉強させられます。